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【新人・若手向け】仕事の任せ方とは?「丸投げ」と「任せる」の違いを実体験から解説

ノボル

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「後輩に仕事を任せることになったけれど、どこまで説明すればいいのだろう?」

「細かく教えすぎると、本人のためにならない?」

「任せた仕事でミスが起きたら、誰の責任?」

仕事をある程度経験すると、自分が仕事をするだけではなく、新人や若手、後輩へ仕事を教えたり、仕事を任せたりする場面が出てきます。

私自身、会社員として働く中で、後輩などへ仕事を教えたり、仕事を任せたりする経験がありました。

そこで感じたのは、

「仕事を任せること」と「仕事を丸投げすること」は違う

ということです。

「これ、やっておいて」

と作業だけを渡す。

そして失敗したら、

「なんで聞かなかったの?」

これでは、仕事を任せたとは言いにくいと思います。

私が新人へ仕事を教えるときに大切にしていたのは、

「何をするのか」だけではなく、「なぜこの仕事をするのか」まで伝えること。

そして、

任せた以上、任せた側にも責任がある

という考え方です。

今回は、私自身の会社員経験をもとに、「仕事を任せる」とはどういうことなのかを考えてみます。


仕事を任せるなら「作業」だけではなく「背景」まで伝える

新人へ仕事を任せるとき、私はいきなり作業手順だけを説明するのではなく、その仕事の背景もできるだけ伝えるようにしていました。

例えば、

この仕事は、なぜ発生したのか。

この仕事の前には、どんな仕事があるのか。

終わった後は、どこへ渡るのか。

誰に影響するのか。

将来、何につながっていくのか。

つまり、

「会社全体の中で、この仕事はどこにあるのか?」

をざっくり理解してもらいます。

なぜなら、自分が何をしているのか分からないまま、ただ言われた作業を繰り返すだけでは、仕事へのモチベーションも上がりにくいと思うからです。

「自分は何を作っているのか」を知る

例えば、こんな仕事があったとします。

① 生地を板に貼る

これだけ聞けば、単純な作業に見えるかもしれません。

しかし、もう少し広く見ると、

② 椅子を作っている

となります。

さらに、その先を見ると、

③ 年配の方が疲れにくく座れるようにする

という仕事かもしれません。

やっている作業は同じです。

しかし、

「生地を板に貼ってください」

だけなのか、

「あなたが今作っているものは椅子の一部で、その椅子によって年配の方が楽に座れるようになる」

まで理解しているのか。

仕事への向き合い方は変わってくると思います。

私は、新人へ仕事を教えるなら、

できれば③まで伝えてあげることが大切

だと考えています。


新人には「仕事の立ち位置」を見せてあげる

私は以前の記事で、会社員を「会社という大きな仕組みを動かす歯車の一つ」と表現しました。

しかし、

「自分はただの歯車だ」

と思って働くのと、

「自分はこの場所にある歯車で、ここを動かすために必要な役割をしている」

と理解して働くのでは、意味が違います。

一つの仕事だけを見ていると、

「なぜこんなことをしているんだろう?」

と思うこともあります。

しかし、会社全体を見ると、

自分の仕事が次の工程へつながっている。

その先にお客様がいる。

別の部署の仕事につながっている。

会社のサービスを支えている。

ということがあります。

新人のうちは、その全体像がなかなか見えません。

だからこそ仕事を任せる側が、

「あなたの仕事は、ここにつながっているよ」

と教えてあげる。

これは仕事の手順を教えるのと同じくらい大切だと思っています。


仕事はできるだけ「顔を見ながら」任せる

新人へ仕事をお願いするとき、私はできるだけ対面で説明することを大切にしていました。

理由は単純です。

顔を見ると、分かっているか、分かっていないかが比較的分かりやすいからです。

説明を聞きながら、

「あ、ここは分かっていないな」

「ここは理解できているな」

という反応が見えることがあります。

もちろん、現在はオンライン会議やチャットなど、仕事の方法もさまざまです。

会社ごとの仕事の進め方もあります。

大切なのは、

「伝えたから終わり」にしないこと。

相手が理解できているかを確認しながら仕事を渡すことです。


新人と経験者では「任せ方」を変える

私は、新人と経験者へ同じように仕事を任せる必要はないと思っています。

新人には最初は丁寧に説明する

新人の場合は、

背景。

目的。

仕事内容。

締め切り。

注意点。

前後の工程。

必要な資料。

などを、比較的丁寧に説明します。

最初は、仕事そのものだけではなく、

「この会社では、どう仕事を進めるのか」

も分からないからです。

経験者には、あえて最低限だけ伝えることもある

一方、十分に経験があり、信頼できる人なら、私は最低限のことだけを伝える場合もありました。

これは説明を面倒くさがっているのではありません。

むしろ、

「あなたなら任せられる」

という信頼の意味があります。

何でも細かく指示されるより、

「ここは任せるよ」

と言われた方が、

「自分に任されている」

という感覚が生まれることがあります。

それがモチベーションにつながることもあると思います。


「任せる」と「放置する」は違う

仕事を任せたら、その後は何もしなくていい。

私はそうは思いません。

特に新人へ仕事を任せた場合は、最初のうちは定期的に声をかけていました。

ただし、

「どこまでできた?」

「これはどうなった?」

「次は何をする?」

と毎回細かく確認するわけではありません。

私なら、

「問題ない?」

くらいの声掛けをします。

問題がなければ、そのまま進めてもらう。

困っていそうなら話を聞く。

必要なら助ける。

つまり、

任せるけれど、見ている。

この距離感が大切だと思います。


小さな失敗なら、あえて見守ることもある

新人が仕事をしていると、

「このままだと少し失敗するかもしれない」

と分かることがあります。

その瞬間に全部止めて、

「違う。それじゃダメ」

と教えることもできます。

しかし私は、大きな問題にならない範囲であれば、あえて見守ることもありました。

なぜなら、

失敗から学ぶことも非常に大切

だからです。

締め切りに間に合わない経験から学ぶこともある

例えば、仕事の締め切り。

本人が考えた段取りを見ると、

「このスケジュールだと間に合わないかもしれないな」

と思うことがあります。

しかし、大問題にならない範囲なら、少し見守ります。

すると途中で本人が、

「これ、間に合わないかもしれない」

と気づく。

そこで必要なら助けます。

そして一度経験すると、次からは、

「この仕事は早めに始めよう」

「締め切りから逆算しよう」

と、自分からスケジュールを意識するようになることがあります。

人から、

「締め切りを守りなさい」

と言われるだけではなく、

自分自身で「このままでは間に合わない」と気づいた経験

が、その後の仕事に生きることがあります。


ただし「失敗させる」と「危険を放置する」は違う

もちろん、何でも失敗させればいいわけではありません。

お客様へ重大な迷惑がかかる。

会社へ大きな損害が出る。

安全に関わる。

取り返しがつかない。

こうした場合まで、

「勉強になるから」

と放置するわけにはいきません。

どこまで見守るのか。

どこで介入するのか。

これは仕事の内容によって違います。

まさにケースバイケースです。

大切なのは、

本人が成長できる範囲では任せる。

しかし、

重大な問題になる前には止める。

ということだと思います。


仕事を任せた側に「責任」がある

ここは、私がかなり大切だと思っているところです。

新人へ仕事を任せました。

新人が失敗しました。

そのとき、

「新人が失敗した」

だけで終わらせてはいけないと思います。

私は原則として、

仕事の責任は上流にある

と考えています。

新人へ仕事を任せたのであれば、その仕事を任せた側にも責任があるというより、

原則、任せた側に責任がある。

さらに組織として見れば、その上にも上司がいます。

会社は、そうやって責任の階層が作られています。

人間の体で考えると分かりやすい

私はこれを、人間の体のように考えることがあります。

脳から指令が出る。

首や肩を通る。

肘を通る。

手首を通る。

そして指が動く。

指先だけが勝手に動いているわけではありません。

どこか上流にエラーがあれば、最終的に指先の動きにも影響します。

会社も似ています。

指示。

教育。

情報共有。

仕事の仕組み。

確認方法。

職場の雰囲気。

こうした上流のどこかに問題があれば、現場でミスとして表面化することがあります。

だから、

下流で起きたミスほど、上流側も自分たちの仕組みを振り返る。

これが大切だと思います。


「なんで聞かなかった?」の前に考えたいこと

新人が分からないまま仕事を進めて失敗した。

すると、

「なんで聞かなかったの?」

と言いたくなることもあるでしょう。

しかし、その前に私は、

「なぜ聞けなかったのだろう?」

と考えることも必要だと思います。

忙しそうで声をかけられなかった。

質問すると嫌な顔をされた。

何を質問すればいいのかすら分からなかった。

本人は理解したつもりだった。

そもそもの説明が足りなかった。

いろいろな可能性があります。

特に、

「聞けない雰囲気を作っていなかったか?」

は、任せる側が考えておくべきことだと思います。

新人へ、

「分からなかったら聞いて」

と言っただけで終わりではありません。

本当に聞ける状態を作っておく。

そこまで含めて、仕事を任せるということだと思います。


任された側にも必要なのは「報連相」

一方で、

「責任は上流にある」

という考え方を、

「だから新人には責任がない」

という意味で捉えるのも違うと思います。

会社員一人ひとりが、

「自分にできたことはなかったか?」

と考えることは大切です。

上司が悪かった。

先輩が教えてくれなかった。

会社が悪かった。

と、すべてを他責にしてしまえば、自分自身の成長も止まってしまいます。

任された側に最低限必要なのは、

報連相です。

分からない。

遅れそう。

問題が起きた。

このままだと危ないかもしれない。

そう思ったら、アラートを出す。

以前の記事で紹介した、

「エレベーターのブザー」

と同じです。

キャパシティや自分の判断を超えそうなら、

「ブーッ」と鳴らす。

それも、仕事を任された側の大切な役割です。


任せた仕事ができたら「大袈裟なくらい褒める」

では、新人が任せた仕事をうまくできたらどうするか。

私の場合は、

かなり大袈裟に褒めます(笑)。

そして、できれば本人だけではなく、周囲にも伝えます。

「あの仕事、○○さんがうまくやってくれたよ」

「今回、こんな対応をしてくれた」

といった具合です。

本人にとって、

「自分の仕事を見てもらえている」

という感覚は大切だと思います。

そして、

「次もやってみよう」

という気持ちにつながることもあります。


成長したら「教えないこと」も信頼になる

最初は丁寧に説明する。

途中で声をかける。

必要なら助ける。

できたら褒める。

そして経験を積み、仕事を任せられるようになってきたら、

少しずつ口を出さなくする。

最終的には、

「これお願い」

だけで任せられる仕事も増えていきます。

新人の頃なら説明していたことも、あえて説明しなくなる。

これは、

放置ではありません。

「もう、この人なら分かる」

「この人なら判断できる」

という、

信頼の証

でもあります。

仕事を任される側からしても、

「あまり細かく言われなくなった」

ということが、

「自分を信頼して任せてもらえるようになった」

という成長の一つになることがあります。


「丸投げ」と「任せる」の違い

ここまでを整理すると、私は「丸投げ」と「任せる」の違いをこのように考えます。

丸投げ

仕事だけを渡す。

背景を説明しない。

目的を伝えない。

理解しているか確認しない。

途中も見ない。

問題が起きたら、

「なんで聞かなかったの?」

と任された人だけを責める。

任せる

仕事の背景や目的を伝える。

会社全体の中での仕事の位置を伝える。

必要な手順や注意点を説明する。

相手が理解しているか確認する。

任せた後も、必要な範囲で見守る。

小さな失敗から学ばせる。

重大な問題になる前には助ける。

そして、

最終的な責任は任せた側が持つ。

私は、この違いが大きいと思っています。


仕事を任せるときの5つの基本

私自身の経験から、仕事を任せるときに大切だと思うことを5つにまとめます。

① 「何をするか」だけではなく「なぜするか」を伝える

作業だけではなく、仕事の意味まで伝える。

② 最初は丁寧に、慣れたら任せる

新人と経験者では、説明する量を変える。

③ 任せても、放置しない

必要な範囲で声をかけ、困っていないかを見る。

④ 小さな失敗は成長の機会にする

大問題にならない範囲なら、自分で気づく経験も大切にする。

⑤ 最終的な責任は任せた側が持つ

失敗した人だけを責めず、指示・教育・仕組みも振り返る。


まとめ|仕事は「作業」ではなく「意味」まで渡す

仕事を任せるというと、

「この作業をやってください」

と伝えることだと思いがちです。

しかし、私はそれだけでは足りないと思っています。

なぜ、この仕事をするのか。

この仕事は、どこから来たのか。

終わったら、どこへつながるのか。

誰の役に立つのか。

会社の中で、どんな役割を持っているのか。

新人には、こうした仕事の意味まで伝えてあげる。

「生地を板に貼っている」

だけではなく、

「椅子を作っている」。

さらに、

「その椅子によって、年配の方が疲れにくくなる」

ところまで伝える。

同じ作業でも、自分の仕事が何につながっているのかを知れば、仕事への向き合い方は変わると思います。

そして、仕事を任せたら放置しない。

必要な範囲で見守る。

小さな失敗から学ばせる。

うまくできたら褒める。

できるようになったら、少しずつ口を出さなくする。

その繰り返しによって、

「教えられて仕事をする人」から、「信頼されて仕事を任される人」へ

少しずつ変わっていきます。

そして任せる側も、

「失敗したのは本人だから」

で終わらせない。

説明は十分だったか。

途中で確認できなかったか。

質問しにくい雰囲気を作っていなかったか。

仕組みに問題はなかったか。

自分自身も振り返る。

任された側も他責にせず、問題があれば報連相というアラートを出す。

お互いが自分の役割を振り返ることで、一つひとつの歯車が成長していく。

私は、それが組織で仕事をするということだと思っています。

仕事は「作業」だけではなく、「意味」まで渡す。

これが、私が長い会社員生活を通して大切だと感じた「仕事の任せ方」です。

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毎日一粒タネを撒く人
約25年間会社員として働いた後、現在は農業やブログ、YouTubeなど、新しいことに挑戦しています。 このブログでは、農業、健康、ガジェット、ビジネス、暮らしの工夫、趣味(読書・映画)など、実際に経験したことを中心に発信しています。 うまくいったことも失敗したことも含めて、誰かの参考になる情報を残していければと思っています。 「毎日一粒タネをまく」を合言葉に、コツコツ積み上げていきます。
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