9.教えることを“センス”ではなく“技術”として学べる一冊です。『教える技術』
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著者:石田淳
出版社:かんき出版
「誰にでも通用する教え方」とは?
教えることを“センス”ではなく“技術”として学べる一冊です。
この本をおすすめする理由
あるとき、私は「教え方そのものを、人に教える」必要がありました。
ところが、いざ教えようとすると困りました。
自分なりの教え方はあっても、それを体系立てて説明できるほど整理していなかったからです。
そこで、「教える」ということについて書かれた本を何冊か読みました。
その中でも特に分かりやすく、実際に役立ったのが、石田淳さんの『教える技術』です。
「教える」を行動科学から考える
本書では、行動科学に基づいた「教える技術」が、55の具体的な項目に分けて紹介されています。
ここが、この本の大きな特徴です。
教えるのが上手な人を見ると、
「説明がうまいから」
「コミュニケーション能力が高いから」
「人を育てる才能があるから」
と思ってしまいがちです。
しかし本書では、教えることを個人の才能や感覚だけに頼るのではなく、具体的な行動として整理していきます。
行動科学に基づく考え方の強みのひとつは、再現性を重視していることです。
つまり、
「あの人だから教えられる」
ではなく、
「やり方を学び、実践することで、教える技術を身につけていく」
という考え方です。
私はここに、この本の大きな価値を感じました。
55項目、全部を一度に覚える必要はない
とはいえ、55もの教える技術を一度に身につけるのは現実的ではありません。
そこで私は、少しずつ実践する読み方が良いと思います。
たとえば、まず気になった3項目を選ぶ。
仕事で実践する。
できるようになったら、次の3項目へ進む。
そしてまた実践する。
この繰り返しです。
一冊を読んで「勉強になった」で終わらせるのではなく、
読む → 3つ実践する → 身につける → 次の3つへ
と進めていく。
1年間繰り返していけば、気づいたときには、行動科学に基づいた再現性のある教える技術が少しずつ身についているはずです。
「教える力」は長く使える
教える技術は、管理職や教育担当者だけに必要なものではありません。
後輩に仕事を教える。
新入社員を育てる。
同僚に業務を説明する。
自分の知識を誰かに伝える。
会社員生活のさまざまな場面で使います。
さらに、将来独立した場合にも役立ちますし、プライベートで誰かに何かを教えるときにも使えます。
つまり、一度身につければ、長期間使い続けられる汎用性の高いスキルです。
「教えるのが上手な人」になるために、経験やセンスだけに頼るのではなく、まず教え方そのものを学んでみる。
その入口として、とてもおすすめしたい一冊です。
この本を読むメリット
行動科学に基づいた「教える技術」を体系的に学ぶことができます。
感覚だけに頼らず、具体的な方法を一つずつ実践することで、相手が変わっても応用しやすい、再現性を意識した教え方を身につけるきっかけになります。
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