25年スーツを着てたどり着いた「おしゃれで一番大切なこと」
会社員として約25年、スーツを着て仕事をしてきました。
若い頃は「少しでも格好よく見せたい」と思い、スーツやシャツ、ネクタイ、靴など、いろいろ試してきました。
ブランドを気にしたこともあります。
流行を追いかけたこともあります。
雑誌を見ながら、「今年はこんなシルエットなのか」と参考にしたことも何度もあります。
でも、長い間スーツを着続けていると、だんだん考え方がシンプルになってきました。
そして今、「おしゃれで一番大切なことは何ですか?」と聞かれたら、私の答えは決まっています。
おしゃれの一丁目一番地は「サイズ感とフィット感」
私が長年スーツを着てきて、たどり着いた結論。
それは、
おしゃれの一丁目一番地は「サイズ感とフィット感」
高いブランドのスーツを着ることでもありません。
流行のシルエットを追い続けることでもありません。
もちろん、ブランドにも流行にも、それぞれ楽しさがあります。
でも、その前に大切なのが、自分の身体に服がきちんと合っていることです。
肩が合っている。
ウエストがきれいに収まっている。
袖や裾の長さが合っている。
パンツのラインがすっきりしている。
これだけでも、スーツ姿の印象はかなり変わります。
逆に、どんなに高価なスーツでも、肩が落ちていたり、ウエストがダボついていたり、パンツの裾が余っていたりすると、本来の格好よさが出ません。
何はともあれ、まず大切なのはサイズ感とフィット感。
私はそう考えています。

同じようなスーツでも、身体へのフィットの仕方によって、これだけ印象が変わります。
いかにサイズ感とフィット感が大事か、この図から一目瞭然です。
ジャストフィットのスーツを着て、仕事を始める。
とてもいい気分で1日のスタートを切ることができますよ。
「清潔感」はどうなの?
ここまで読んで、
「おしゃれで一番大切なのは、清潔感じゃないの?」
と思った方もいるかもしれません。
もちろん、清潔感はとても大切です。
むしろ私の中では、清潔感はおしゃれを考える前の大前提です。
特に組織の中で働く社会人なら、清潔感や身だしなみは、周囲の人と気持ちよく仕事をするためにも欠かせません。
髪、ヒゲ、爪、シャツ、靴などを清潔にしておく。
これは「おしゃれかどうか」を考える一つ手前にある、社会人としての必須条件だと思っています。
ですから、私がおしゃれについて考える時には、清潔感はすでにクリアしているものとして、その次の話をしています。
清潔感は大前提。 その上で、サイズ感とフィット感。
これが私の考え方です。
好きなスーツに身体が合わないときは、どうすればいい?
では、お気に入りのスーツに自分の身体が合わなくなったら、どうしますか?
もしくは、買いたいスーツが、身体に合わない時はどうしますか?
スーツをお直しに出す。
もちろん、それも一つの方法です。
でも私は、その前にもう一つ考えます。
「スーツを直す前に、自分の身体を整えられないだろうか?」
お腹を引っ込める。
二の腕を締める。
胸板を少し厚くする。
若い頃とまったく同じ身体でいる必要はありません。
でも、自分のお気に入りの服を気持ちよく着るために、少し身体を整える。
これも、おしゃれの楽しみ方の一つだと思っています。
特にスーツは、身体のラインによってシルエットが大きく変わる服です。
せっかく気に入って買ったスーツなら、できるだけ本来のシルエットを崩さずに着たい。
だから私は、すぐにスーツを直すのではなく、
「自分の身体をスーツに合わせる」
という発想も大切にしてきました。
お気に入りの服が似合う身体をつくる。
それも含めて、私はおしゃれだと思っています。
高い服を買わなくても、おしゃれは楽しめる
おしゃれというと、高価なブランド品を買ったり、毎年流行の服に買い替えたりするイメージがあるかもしれません。
でも、私はそれだけがおしゃれだとは思いません。
今持っている服を、自分の身体にきれいに合わせて着る。
シャツやネクタイの色を少し変えてみる。
靴や時計、ボールペンのような小物で、ちょっとだけ遊んでみる。
そんな小さな工夫でも、朝の気分は変わります。
会社員時代、私もスーツの色に合わせてボールペンを選ぶような、小さなおしゃれを楽しんでいました。
誰かに褒めてもらうためではありません。
自分自身が「今日はちょっといいな」と思える。
それだけでも十分だと思います。
何はともあれ、おしゃれは楽しい
ここまでいろいろ書きましたが、おしゃれに絶対的な正解があるとは思っていません。
好きなブランドを着るのもいい。
流行を楽しむのもいい。
昔から気に入っている一着を、大切に着続けるのもいい。
私自身、長い会社員生活の中で、いろいろ試してきた結果として「サイズ感とフィット感が大切」というところにたどり着きました。
でも、一番忘れたくないのは、
自分が楽しむこと。
明日、着ていく服を選ぶ。
鏡の前でネクタイを合わせる。
どの靴にしようか考える。
お気に入りのボールペンを胸元に差す。
そんな小さなことでも、仕事へ向かう気分が少し変わります。
高い服じゃなくてもいい。
流行の最先端じゃなくてもいい。
自分に合ったものを、自分なりに楽しむ。
何はともあれ、おしゃれは楽しいのです。

NOBORU
